FXの数あるリスクの中で最大のリスク、レバレッジについて解説しています
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レバレッジのリスク
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レバレッジはFX最大の特徴でもありますが、財産をスッカラカンにする可能性を持った大きなデメリットでもあります。レバレッジを理解せずに、決してFXなんぞに決して手を出してはいけません! まずは、レバレッジのリスクを、良く知る事です。
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レバレッジとは「てこの原理」の事です。てこを利用して小さな力で大きな物体を持ち上げる事ができるように、少ない資金で大きなお金を動かす事の出来る仕組みです。
と言う事は、少ないお金しか持ってない私たち庶民も、金持ちみたいに大きな金額を取引できる事になります。
ところがどっこい、FXなどの為替取引は市場全体で見ると儲けた人と損した人の損益の合算はプラスマイナスゼロ、殺伐たるゼロサムゲームの世界です。レバレッジを効かせて取引をしたとしても、儲かるかどうかは神のみぞ知る世界だと思っておいた方が無難です。(損するかどうかも地獄の閻魔様のみぞ知る世界です)
さてそのレバレッジ、仕組みは簡単です。
まずあなたに、手持ちの余剰資金(FXは余剰資金以外の生活に必要なお金でやってはいけませんよ!)が10万円あったとします。そこでレバレッジをかけて取引をして損益が出ると、次の通りとなります。
| レバレッジと損益 |
元手と取引可能金額 |
最終的な損益 |
| レバレッジ1倍で10%の利益 |
10万円 |
1万円 |
| レバレッジ10倍で10%の利益 |
10万円⇒100万円の取引が可能 |
10万円 |
| レバレッジ100倍で10%の利益 |
10万円⇒1000万円の取引が可能 |
100万円 |
| レバレッジ1倍で10%の損失 |
10万円 |
▲1万円 |
| レバレッジ10倍で10%の損失 |
10万円⇒100万円の取引が可能 |
▲10万円 |
| レバレッジ100倍で10%の損失 |
10万円⇒1000万円の取引が可能 |
▲100万円 |
レバレッジをかけた場合、思惑どおりに利益が出た場合は問題ありません。しかし、怖いのは予測に反して為替が動いてしまった場合です。
仮に100万円の証拠金(担保)で10万アメリカドルを購入したとします。そしてここで30倍のレバレッジをかけて取引したとしましょう。
1ドル=100円のレートとしますと、1000万円、さらにレバレッジ30倍ですから3億円の取引をする事になります。
ここでドルが安くなって1ドル=99円、1円だけ動いたとします。するとこれだけでいきなり300万円の利益を手にする事ができます。
しかしながらもしも円高となって1ドル=101円になってしまった場合はどうなるでしょうか? 上記のまるで反対の現象が起き、瞬きしている間になんと300万円の損失となってしまうのです。
あなたが差し出した担保はたったの100万円ですから、これがパーになった挙句、さらに200万円をFX会社に差し出さなくてはなりません。いかにレバレッジが危険なものであるかがお分かりでしょう。

第一、庶民が手軽に3億円とか、そこまで行かなくても1000万円単位の取引をする方が感覚的におかしいと、直感できませんか?
普通に株式投資をしている方が、個別の株に1000万円やら1億円やらを投資するでしょうか? 投資信託に1億円出す人がいるでしょうか?
FXの怖さは、そういった市民感覚と言うか、皮膚感覚と言うか、それらを完全に麻痺させてしまうところが恐ろしいのです。
ちなみにサブプライムローン問題を受けて、アメリカの銀行や証券会社が倒産寸前のひん死の状態に追い込まれました。どうしてなのか? それはFX同様、証券化商品をレバレッジを何倍にも賭けて売買してしまったからです。損失はレバレッジの倍数分、大きくなります。自分ではどうにもならないほど、巨額の損失が累積してしまいました。
サブプライム問題が金融危機にまで発展したのは、レバレッジというテクニックを過度に使ってしまったからでもあります。そしてそれは、皆さんのような(FX取引をする)個人投資家も同様で、非常に多くの人が数100万円単位で、貴重な財産を失いました。
ただし、FXには過度に損失が拡大しないような仕組みも備わっています。そう言った仕組みはいくつかありますので、下記のページでそれぞれ解説していきたいと思います。
⇒レバレッジのリスクを回避する方法:マージンコールとロスカット
⇒レバレッジのリスクを回避する方法:FXの自動売買を利用
ただし、これらの方法も「絶対」ではありませんので、過度に期待しすぎないようにしましょう。
それでは一体、レバレッジはどの程度に設定すれば良いのでしょうか?
正直、各人それぞれに投資環境は異なりますので、一概には言えません。デイトレードで自分なりのルールを確立した「一人前のトレーダー」であれば、高いレバレッジをかけても良いでしょう。
しかし、庶民がFXをやるのであれば、レバレッジは低いに越した事は無い、と考えておいた方が無難です。
一つだけ言えるとしたら、FXの長期投資、すなわちスワップ金利をコツコツ獲得する人であれば、レバレッジは2〜3倍程度に抑えておいた方が良いです。
レバレッジをかけた状態で為替の変動で損失が出てしまったら、スワップ金利の利益などは一瞬にして吹き飛んでしまいます。
しかし、購入した外貨がいきなり2分の1や3分の1に暴落する事はあまり考えられませんから、レバレッジを2〜3倍かけても、元本を割らない、つまり証拠金が不足する事態になる事は考えにくいです。
長期投資でスワップ金利狙いのFXであれば、レバレッジ2〜3倍として地道にコツコツとスワップ金利を得て、それを証拠金に組み入れていけば、将来的にも元本を失うことなく、継続してFXを続けることができる可能性が高いです。
(⇒次:自分の心と戦うリスク)
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